珪酸ソーダは右図の様に、組成を変化させる事により、違った四つの性質を持たせ得る極めて特徴ある溶液であります。
即ち、過剰に稀釈すれば水に近づき、アルカリの量を少くすれば珪酸ゲル或はゾルの性質になれます。又、水を少くすれば無水ガラスの性質に近づき、アルカリの量を多くすれば苛性ソーダの性質に近づきます。換言すれば水の流動性、アルカリのアルカリ度、珪酸ゲルの弾性、ガラスの粘性を持たし得るのであります。
但し、この場合四者の中、他の物質の性質を完全に排除する事は不可能で、アルカリ性でない水ガラス、珪酸分のない水ガラス等は、全く考えられません。
珪酸ソーダの製造法には乾式法と湿式法があり、当社は乾式法で製造して居ります。その反応式は次のようになります。
乾式法に於ける工程は、下図の通り、(1)熔融工程、(2)溶解工程の二つからなります。
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